主著論文「Journal of Mineralogical and Petrological Sciences」掲載のお知らせ

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この度、弊社職員が主著で執筆しました、南極隕石に関する研究結果の論文が、
2020年10月に発行された日本鉱物学会誌
「Journal of Mineralogical and Petrological Sciences」Vol. 115-5に掲載されました。

 

論文タイトル:Developments in microfabrication of mineral samples for simultaneous EBSD–EDS analysis utilizing an FIB–SEM instrument: study on an S–type cosmic spherule from Antarctica

 

著者:兒玉優1・富岡尚敬2・伊藤元雄2・今栄直也3

所属:1. 株式会社マリン・ワーク・ジャパン、2. 海洋研究開発機構 高知コア研究所、3. 国立極地研究所 南極隕石ラボラトリー

 

 

集束イオンビーム-走査電子顕微鏡複合装置(Focused Ion Beam – Scanning Electron Microscope, FIB-SEM)は、FIBによる対象試料からの局所サンプリング、SEMによるサブミクロンスケールでの観察/分析が可能な装置です。

海洋研究開発機構 高知コア研究所には最新のFIB-SEMが導入されており、南極隕石をはじめとする希少な試料の加工および分析に用いられています。しかしながら、FIBによる地球惑星物質系試料の加工方法について定量的な評価を行った研究例は少なく、希少な試料の加工および分析を成功させるためには、模擬試料を用いた試料加工条件に関する知見が必要不可欠です。本論文では、南極隕石を対象としたFIBによる最適な試料加工条件の決定方法などを報告しました。

 

本研究において、弊社はFIBおよびArイオン研磨法による試料への加工ダメージを電子線後方散乱回析法(Electron Back Scatter Diffraction, EBSD)による分析結果から定量的に評価する手法の開発に従事いたしました。また、隕石試料の局所サンプリング、元素分析(元素マッピング)、結晶方位解析にも携わっております。

 

今後も引き続き、海洋調査だけでなく小惑星などの地球外から得られた試料に関する研究にも弊社の技術を活かし、貢献していきたいと考えております。今後も弊社職員の論文掲載情報がありましたら、ホームページにてお知らせいたします。どうぞご期待ください。

 

引用情報:
Kodama, Y., Tomioka, N., Ito, M., Imae, N. (2020) Developments in microfabrication of mineral samples for simultaneous EBSD–EDS analysis utilizing an FIB–SEM instrument: study on an S–type cosmic spherule from Antarctica, Journal of Mineralogical and Petrological Sciences, 115, 5, 407-415, https://doi.org/10.2465/jmps.181227

「Journal of Mineralogical and Petrological Sciences」に掲載された論文等の著作権は,一般社団法人日本鉱物科学会(Japan Association of Mineralogical Sciences)に帰属しています。