「みらい」 協力:JAMSTEC

海洋調査・観測

極域の海氷融解やエル・ニーニョ、ダイポールモードといった
地球規模の気候変動の研究に資する調査を実施します。

高精度観測をワンストップで実施

例えば、地球温暖化の影響を検討するための水温データには0.001℃の精度管理が求められます。
当社では事前準備から観測、事後の品質管理まで目的の精度を維持したサービスを提供いたします。

このサービスで得られること

高精度観測

地球規模の気候変動を研究するための観測には観測機器の性能をぎりぎりまで引き出すような高精度観測を実施します。

信頼性の高い観測データ

取得するデータの品質や調査のメタ情報を管理し、信頼性の高い観測データを提供いたします。

保守管理サービス

様々な計測機器・分析機器の取り扱いの実績があります。お手持ちの計測機器に対するメンテナンスサービスや作業効率、品質を向上するためのアイデアを提供いたします。

サービス概要

  • CTD採水

    「みらい」 協力:JAMSTEC

    CTD採水

    0.001℃の微小な温度変化も観測

    CTD採水システムは、水中の電気伝導祖(塩分)、温度、圧力(水深)などのパラメーターを同時に高精度で測定することができます。垂直方向に高精度な温度・塩分プロファイルを生成し、海水の密度、塩分、温度などの物理特性を詳細に把握することが可能です。6,000mを超える深海において、10年スケールの海洋環境変化を捉えるためには、観測機器の性能を最大限に引き出すための高度な操作・メンテナンス技術が不可欠となります。当社は、20年以上の経験と実績に基づき、高精度な海洋観測を実現いたします。

  • 係留観測

    協力:JAMSTEC

    係留観測

    極域から赤道まで、地球規模の海洋変動を捉える

    係留観測は、海洋観測と調査において重要な手法の一つです。海洋観測機器やセンサーを海底や水中の特定の場所に固定して設置し、一定期間、連続的にデータを収集します。当社は、北極海の夏季海氷消失の原因を探るための大陸棚渓谷における係留系設置や、エル・ニーニョ・ダイポールモードといった地球規模の気候変動を捉えるための係留系の設置・運用など、幅広い海域で係留観測を実施しています。

  • 無人観測機の運用

    協力:JAMSTEC

    無人観測機の運用

    1,000キロ先から機器を遠隔操作

    無人観測機は、人が到達困難な海洋の遠隔地や深海にアクセスし、長時間・長距離の観測活動を可能にする観測機器です。環境への影響を最小限に抑えながらデータを収集できるため、研究や監視活動に最適です。当社は、Argoフロート、水中グライダー、ウェーブグライダーといった無人観測機を用いた海洋観測を幅広く実施しています。これらの無人観測機を調査海域に投入し、稼働中の機体に対する陸上オペレーションも担当することで、広大な海洋における観測活動を行っています。

  • 底質試料採取

    「白鳳丸」 協力:JAMSTEC

    底質試料採取

    目的に応じた最適な機器で、船上での試料採取をスピーディーに

    海底の堆積物や岩石などの底質試料は、海洋環境の変化や地質構造の解明(地盤調査)、資源探査、環境保全など、多岐にわたる科学的・応用的な海洋調査・研究に欠かせません。
    ピストンコアラー、マルチプルコアラー、ボックスコアラー、ドレッジなど、当社の取り扱う底質調査機器は多岐にわたります。お客様のご要望を丁寧にヒアリングし、お客様の目的に応じた最適な機器を選択し、船上での試料採取を迅速かつ安全に行います。

  • 保守管理サービス

    「みらい」 協力:JAMSTEC

    保守管理サービス

    豊富な実績と確かな技術力で、海洋調査をトータルサポート

    海洋調査において、試料採取や計測・分析を担う機器のメンテナンスは、高精度なデータ取得と研究の成功に不可欠な要素です。機器本来の性能を最大限に引き出し、長期的な運用を可能にするためには、専門知識と経験に基づいた適切なメンテナンスが求められます。
    当社は、長年にわたる海洋調査機器の取り扱いを通して培ってきた豊富な実績と、高度な技術力に基づいたメンテナンスサービスを提供しています。

関連製品

  • 採水用フレーム

    CTDと複数台の採水ボトルを搭載し、CTD計測と海水採取を同時に行うためのフレームです。採水ボトルの容量と搭載できる本数はご要望によって変更することが可能です。

  • エアベント・プルディスク

    採水ボトルに使用できるエアベントとペットコックのプルディスクです。
    どちらも寒冷地などで厚手の手袋を装着した状態であっても容易に操作できるようになります。

  • 柱状採泥器

    海底表層の堆積物を乱すことなく採取するための採泥器です。主にROVで採取することを目的に設計しておりますが、浅い沿岸域では潜水による採取も可能です。

  • ピストンコアラー

    海底の堆積物を海底表面から深さ方向に柱状の状態で採取する採泥器です。一般的にパイプの長さが4mから20m、パイプの内径が78㎜、80㎜があります。
    当社ではご要望の仕様に応じてピストンコアラーを製作販売しております。

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