2022.03.07

令和3年度海の次世代モビリティの利活用に関する実証事業

~小型ASVを用いたウニ密度マップによる効率的な駆除方法の検討~(その3)

 

 1月12日(水)に神奈川県立海洋科学高等学校と横須賀市議会議員、報道機関4社に小型ASVの自律航行と水中カメラによるウニ撮影を公開し、本実証試験「小型ASVを用いたウニ密度マップによる効率的な駆除方法の検討」について紹介しました。
 当日は富士山と小型ASVがとても絵になる、天候に恵まれた見学会になりました。

天候に恵まれた小型ASV試験

 天候が良くて安心したのもつかの間、前日の夜から西風が強かったため多くの海洋ゴミが試験海域に舞い込んでしまいました。そのため、試験開始前にビーチクリーンを実施したのですが、試験が始まってからもビニール袋が続々と打ち寄せられ、小型ASVが航行できないほどになってしまいました。今回の実証試験ではウニ駆除のための課題に取り組んでいましたが、海洋ゴミという新たな課題に直面してしまいました。沿岸の環境問題には多くの課題があります。

試験海域に舞い込んだビニール袋をはじめとした多くの海洋ゴミ

 試験海域のビニール袋を回収し、小型ASVの公開試験を開始しました。試験では海洋科学高等学校の先生にも小型ASVの操船を体験いただき、海洋ロボットにいろいろと興味を持っていただきました。今後は生徒さんにも小型ASVをはじめとした海洋ロボットの最先端の技術について実機に触れながら体験いただく機会を作っていきたいと思います。

小型ASVの操作を体験する海洋科学高等学校の先生

 報道各社には本実証試験の意義や小型ASV、ウニ密度マップに関する新しい技術について当社の担当者に取材いただきました。

取材を受ける当社担当者

各報道機関に掲載いただいた記事は以下となります。

日本経済新聞
 無人ボートで磯焼け対策 横須賀の官民と東京海洋大学(2022年1月12日)
 https://www.nikkei.com/
 
神奈川新聞(2022年1月13日)
 三浦半島沖の磯焼け ウニ駆除へ実証試験、分布密度地図化
 https://www.kanaloco.jp/

水産経済新聞
 ASVがウニ駆除支援(2022年1月14日)
 https://www.suikei.co.jp/

朝日新聞(2022年1月24日)
 海藻食い荒らすウニを水上ドローンで探知
 https://www.asahi.com/

 当日は風がありましたが、無事に公開試験が終了し一安心しました。報道機関の記事を通して多くの方にウニによる食害やASVといった海洋ロボットの最新技術が社会に還元されていくことを広く知っていただければ幸いです。

 我々のチームではASVに水中ドローンといったROVや空中ドローンを組み合わせることにより海上や海中にある海洋構造物についてもより詳しく調べることが可能だと考えています。今回の実証試験でもこれらの組み合わせた試験にトライしました。試験結果につきましては、2022年3月9日に開催される「海の次世代モビリティの利活用に関する実証事業 成果報告会」にて報告します。

オンラインセミナー 「海の次世代モビリティで取り組む海の課題解決」
 ~海の次世代モビリティの利活用に関する実証事業 成果報告会~
https://www.mizuho-ir.co.jp/seminar/info/2022/ocean0309.html
https://www.mizuho-ir.co.jp/seminar/info/2022/pdf/ocean0309.pdf