共著論文「海の研究Vol.29 No.5」掲載のお知らせ

この度、弊社職員が共著で執筆しました、海洋標準物質に関する研究結果の論文が、2020年9月に発行された日本海洋学会誌「海の研究」Vol. 29-5に掲載されました。

 

栄養塩は世界各海域で測定が行われており、海洋の環境変動を捉えるのにも十分なデータ量の蓄積があるにもかかわらず、栄養塩データに基づく長期変動の解析は皆無な状況にあります。これは、データの比較可能性を保証する標準物質が無かったことに起因しており、海洋における長期変動の解析には、海洋標準物質が不可欠です。現在、日本発で日本初でもある栄養塩認証標準物質(Certified Reference Material, CRM)が世界的に普及しつつあり、本論文では、栄養塩 CRMの開発に係わる科学的背景と現状、実際の使用例などが報告されています。

 

論文タイトル:海水標準物質の現状と将来展望 ─栄養塩CRMをはじめとして─

 

著者:村田昌彦1・青山道夫1, 2・チョン千香子3・三浦勉3・藤井武史4・光田均4・北尾隆4・笹野大輔5・中野俊也6・永井直樹5・児玉武稔7・葛西広海8・清本容子9・瀬藤 聡7・小埜恒夫7・横川真一朗10・有井康博10・曽根知実10・石川賀子10・芳村毅11・内田裕1・田中辰弥10・粥川洋平3・脇田昌英12

 

所属:1. 海洋研究開発機構 海洋観測研究センター、2. 筑波大学 アイソトープ環境動態研究センター、3. 産業技術総合研究所 計量標準総合センター、4. 株式会社環境総合テクノス(現:株式会社 KANSO テクノス)計測分析所、5. 気象庁地球環境・海洋部、6. 長崎地方気象、7. 水産研究・教育機構 水産資源研究所、8. 水産研究・教育機構 水産資源研究所釧路拠点、9. 水産研究・教育機構 水産技術研究所、10. 株式会社マリン・ワーク・ジャパン、11. 北海道大学大学院水産科学研究、12. 海洋研究開発機構むつ研究所

 

本研究において、弊社は世界初となる栄養塩標準物質の栄養塩4成分(硝酸、亜硝酸、ケイ酸、リン酸)の認定測定作業に従事いたしました。また、海洋標準物質として期待されている、溶存酸素、塩分、全炭酸、アルカリ度の分析にも携わっております。

 

今後も弊社職員の論文掲載情報がありましたら、ホームページにてお知らせいたします。どうぞご期待ください